ワインと読書Vol.8_厳しくもマイペースな暮らしぶりがコロナ禍のいま沁みる「パリでメシを食う。」

絶望しようと思えば簡単にできてしまう
「withコロナ」な今。

私も、ぼんやりとですが

「この先」のこと
できるだけ考えないようにしています。


空(くう)を見つめて、ぼんやりと
ワインでも飲みながら。でも
それだけじゃいけないこともわかってる。

そんな気分だったのかな?
本棚にあった(既読の)この本を手に取ったのは。

「メシを食っていく」ってことは
やっぱり、生半可じゃない。

当たり前のことなんですけどね

生きていくのは、辛いことの連続。
厳しさが8あってようやく1の成果がでる
それは理解できるんだけど

ここに出てくる、パリに住み着いた日本人10人の軌跡は
ちょっと想像を超えてきた

「住む」ことと「メシを食う」ことは違う。



そりゃ、そうかもしれないよね

生まれたところをわざわざ飛び出して
文化も習慣も違うところでメシを食うっていうことは。

しかも、自由の国フランス

自由がある、っていうことは
そのぶん引き受けなきゃいけないことも多いわけで

みなさん、最初は
「こんなところ絶対にすぐ出てやる!」みたいな
ひどい仕打ちを受けておられます
それはもう、こっぴどく。


でも、そこはフランス

ことあるごとに
自由気ままなお国柄に触れ
「あ、それでいいんだ」と。


気づけば



「あぁ、パリって最高!」




笑。



十人十色のパリでの暮らしは
どんなガイドブックを読むよりも生々しくて


初めて読んだ作者の方だったんですけど
「あとがき」だけでグッときちゃいましたね

もし、書店で見かけたら
「あとがき」から立ち読みしてみてくださいw

きっとここが好きなら中身も合うハズ!

ワインは、南仏の明るい赤
「ビコーズ アイム カベルネ・ソーヴィニヨン」

パリのお話だったんで、
フランスのワインがいいな〜って思って

以前Firadisさんで頼んであった
「Because, I’m Cabernet Sauvignon 」を、ポン!

めちゃくちゃ飲みやすい!!

これがですね、めちゃ大当たり!!

わたし、じつは赤ワインが好きなくせに
「カベルネ」って敬遠してたんです。

渋みとか重さがあるのを最初に飲んだせいか
とっぷりリッチなイメージで..


でもこれはすごーーーーーーく

飲みやすい♡


初心者オススメ!!

色からいって明るく、キレイだったんですが
まさにこれ↓↓

…つまりめちゃくちゃ美味しい!!

わたしの
育ちは南フランス、品種はカベルネ・ソーヴィニヨンです。

まろやかな甘い果実に、おだやかな酸味と熟したタンニン。ベリーのフレーバーに

スパイスが加わり、複雑な味わいで、かつバランスが素晴らしいワインです。

ブラックチェリーやブラックベリー、ナツメグ、炭、鉛筆のような品のある香りが楽しめます。

Because,


開けたてのチョコレートみたいな香りから
ツンとしたアルコール感が抜けると
ベリー、チェリーのフレッシュ感。

鉛筆の芯みたいな残り香も、いやな感じじゃなくて
最後がきゅーっときれいに引ける感じ。

ああこれ、なんか
グルナッシュ飲んだときの多幸感に似てる、、!?


わたしの中で
「カベルネソーヴィニヨン」の立ち位置が
ぐっと変わった1本でした✨

即リピ♡


「Because,」っていうシリーズらしくて
このコンセプトがすごくいい

Because,

これも、以前アップした
フィディスさんの初心者飲み比べセットに
入っていた1本です

テイスティングガイドみたいなのがあって
違いのわからない私みたいな初心者には
とてもありがたく♪

同じカベルネでも
カリフォルニアのはタンニンが力強いらしくって
こっちも飲んでみたいなぁ〜

「これがブラックチェリーか、これがシガーか」って
1杯のグラスのなかにあれこれを探して
クンクンするのが楽しみすぎる!!

楽しみすぎる!!(2回言ったよw)

シャルドネの飲み比べとかもやってみたいな


あ、グルナッシュもある♪
ローズマリーやラベンダーの香り、だって

ソレも飲みた〜い!!
制覇したい欲がモリモリ

Because,


陽気な南仏のカベルネにふあ〜っと酔った頭で

過酷にして軽やかな
「パリでの悲喜こもごも」に読みふける。

ああ、なんて
贅沢な2時間^^


生きるのは辛いことの連続だけれど
こうやって、ささやかな楽しみを自分のなかに持っておけば


「幸せ」は、案外近くにあるのかもしれない。


そんなことを思った
今宵の読書でした。


それでは、グンナイ♡



Kyoco

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