ワインと読書vol.15_自分にとっての幸せとは?をしっぽり噛み締める「居ごこちのよい旅」
「居心地が良い」っていうのは、なるほど
とても言い得た表現で
私がここのところ感じていた「あれ?」っていうあの感覚は
「居心地がわるい」「座りがわるい」だったのだと改めて気づいた
コミュニティー内での振る舞い、子どもの学校選び
様々なことに、私は「居心地のよさ」を求めていたのでしょう
そんなことを思った本日の読書
「居ごこちのよい旅」です。
LA、台湾、中目黒、etc.,,
様々なところをごく個人的な視点で巡っていく
この「居ごこちのよい」という物差しは、果たして
人によってまったく違うものなのでしょう
翻って私はといえば
アジアの大らかな笑顔と包容力に強烈に惹かれながらも
無造作に並べられた屋台のようすに
「とびきり美味しいのだろうけど..」と衛生面が心配になり
次のアドレス、ロンドンの都市風景に安堵を覚える💦
この相反する惹かれ方、、
あぁ、我が子の志望校選びに似ているなぁ、と
時節ながら思ってしまった!
様々な男女に揉まれる共学総合型がいい、と思いながらも
カトリック女子校の一本通った芯のようなものにも惹かれ
私の選択には一貫性がないのか!?と
セレクトの基準がに説明がつかずにいたのですが
「居心地」、、ですかね。
何をもって成長とし、何をもって幸せと呼ぶか
そういうビジョンを共にできるところであれば
見た目やハコにはこだわらない。
その価値観を体現したのが「暮らしぶり」で
美味しければ見た目は気にしないのか、人々は陽気なのか寡黙なのか
”在るがまま” が認められるか、薄化粧が心地よいのか
カフェでの隣の人との物理的な距離、心の距離
声を掛け合うコミュニティの温度感、エトセトラ
たとえば私はあまり話しかけられるのが得意じゃなくって
隣の人ともスペース広めに欲しいタイプ。
干渉するのもされるのも好まず一人の時間をこよなく好む
だから、都会が好き。放っておいてくれるから
それを寂しいと思う人もいれば、心地よく思う人もいるってことで。
志望校選びのセオリーとして
「行きたい熱の低い学校でも、ひとまず説明会は行ってみて
どんな学校か知ること。とにかく数を回るうちに
”こういうところが好き”、”これはない”、という基準が見えてくる」
というのがあるのですが
こうやって、いくつものアドレスを一挙に巡ることで
「あ〜自分はこういうとこが好きだな」っていう
自分を見つめる読書にもなりました👏
ワインは、引き続き
Happyに酔える「エスメラルダ」
LAの晴れやかな喧騒を見れば華やかに、
バンクーバーでは伸びやかに
台北の食堂の熱気までもが再現される、、
1本で幾度もおいしいワイン♪
洋誌にありがちな、独特の印刷の匂いまでもが
海外への旅愁を呼び起こしてくれるこちらの本。
自分にとっての「居心地の良い場所」を知ることって
生きてくうえで、案外いちばん大切なのかもしれませんね。
kyoco