10日めのゆり子。美しいままのロゼ<ロチェーノ ネレッロ>
シチリアの美しすぎるロゼ「ロチェーノ ネレッロ マスカレーゼ ロザート」は石田ゆり子さんでした。
↑ここから10日。
じつはちみちみ、飲み進めていました
少しずつ、少しずつ。
何かね、ちみちみ飲みたい味なんです😊
これ完全に個人的な好みでしかないんですけども
ちみちみと、チーズのあとの口を洗うように
きれいなローズ色の液体を
喉に流し込むとカーッとくる感じ
日に日にアルコールっぽい角がとれて
酸味が強く、それがよりピュアなほうにはたらいて
キュッと口の中が”女子”になる♡
グラスで口を塞いで、鼻だけ利かすと
糖度控えめなイチゴジャムみたいな
うっすらチョコレートみたいな香りがする。とてもキレイな。
この清々しく華やかな香り
開けたてはもっと、
アルコールの膜に包まれていたような気がするな…
このいちごジャムは、さがほのか。
「とちおとめ」みたいな強さじゃなくって
「あまおう」みたいな甘さでもなくて
クセのない、やさしいさがほのか。
(※妄想です)
10日たっても、崩れていない
凛とした佇まい。
冷蔵庫から出して30分たって
温度が上がって味がどっしりしてきても
清らかな印象は変わらない
それはまるで
やや低く、落ち着いてきた声色ながらも
決して野太くなることなく
耳に転がるようなゆり子さんの声のよう。。
ああ
このようにエイジングしてゆきたい!!(切実)
女、妙齢
行き着くところは「清潔感」
なのでございます。
出しゃばらず
涼やかに
後口さらりと小気味好く
上善水のごとく、酸いも甘いも流し去る
「一日の終わりに、そっと一杯ご一緒したい」
小料理屋の女将みたいな
ロチェーノ ネレッロ マスカレーゼ ロザート
「十日も経ってなお、美味しいのは
どうしてなんだろう?」と。
解明できそうもない疑問を
酔った頭で考える夜半です。笑
Kyoco